BC Leader training course 150314-15【バックカントリーリーダー講習会総合編】

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バックカントリーリーダー講習会総合編

11月の雪のない時期から毎月1回各2日間ずつテーマを持って開催をしてきましたが、今回は5回目の最終回です。

すべての講習を受講した方は2名さまでした。一部のコースを受けることができた方は、今シーズン受けることができなかったコースを来シーズンに受けていただければいいです。また、このコースに興味を持っていただけた方がそのうち受講してくれたら嬉しいです。しばらく続けていこうと思ってますよ。

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最終回の1日目は前武尊バックカントリー。

今回は総合編ということで、いままでやってきたことを活かして自分たちでルートを決めて行動します。

少し山の奥へ進んで行こうと思ったら、目の前に真新しい雪崩跡。

ここ最近の気温や天候の変化が積雪を不安定にしていました。風向きにも注意をして今の山の状況を判断し、滑る斜面を決めます。あくまでも安全に滑ることができること。且つ楽しい場所がいいですね!

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ファーストトラック!

いい斜面を滑ることができました!というか、最高でした!

講習会といえども楽しいに越したことはないですね。12月から1月、2月と講習会の際はいつも降雪がありパウダーに恵まれていましたが、あまり滑ることができなかったのですが、今回は総集編。ある意味本番と同様ですので、楽しまないとね!

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終日行動してしっかりと滑ることができました。もはや講習を忘れて楽しみまくりです。

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2日目。本日は講習会最終日。

かぐらバックカントリーを楽しむためにまずは、地形図を読みながらルートの設定です。なかなか真剣な雰囲気でてていいですね。

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さっそく登ります。それにしても暑い!

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天気は最高です。目の前に見える谷川連峰はただいま雲の中。なぜここは晴れているのにあっちは雲がかかっているのか、いつあの雲が取れるのかなどを考えながら進みます。これも勉強ですね。

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本日設定をしたルートはかぐらクラシックルート。雁ヶ峰を目指して進むのですが、その間にもフリーライディングを楽しまないとね〜!

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大盛況の通称”三角”を登ります。

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とにかく暑い。熱中症に注意しながら水分もたくさん摂取です。

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気温と日射は強いですが、北斜面はまだまだいい雪!

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ポイント、ポイントで地形図や標高をチェックしながら、自分の現在地を確認して進みます。次の目標地点までのどの程度の時間がかかるかも予測して、実際にどのくらいかかったかなどもしっかりとチェック。これが経験となります。

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暑い!けど、もうすぐで目標の雁ヶ峰!

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一番奥に見えるピークが「三角」。

ずいぶんと遠くまで来た気がします。

でも滑ったらあっという間。滑るって楽しい!

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最後の滑り。ここからは下っていけばスキー場にたどりつくはず。

ロングルートでしたが、とても充実したバックカントリーツアーリングができました!

 

バックカントリーを自分の判断で登って滑って目的を達成するためには、基本となる知識と経験が必要です。また、起こり得るさまざまなトラブルを回避するための想像力と備えも必要です。

それらを持ち得ずにバックカントリーへ行って帰ってきた。それは単なる結果オーライにすぎません。何かが起こった時には一体どうすれば良いのでしょう。。。

バックカントリーは完全に自然の世界です。経験があろうがなかろうが自然の脅威は誰にでも平等です。ただ、その自然に脅かされた時にどうすれば生きて帰ってこれるのかという術を知っているかいないかでは、結果に大きな差が生まれます。

バックカントリースキー、スノーボードは、素晴らしい遊びです。頭も体も使うとても健全な行為だと思います。だからこそ、安全を意識して、無事に家族の元へ帰る必要があります。

 

KinTouNのバックカントリーリーダー講習会は来シーズンも開催を予定しております。ご興味のある方は、ぜひ参加してみてくださいね〜!

 

KTN

Kenichi Minegishi