SEASON IN TATEYAMA SNOW CAMP 141129-30【立山スノーキャンプ】

立山バックカントリー

立山クローズ前の最終週末。今回はスノーキャンプです。

朝の扇沢は土砂降りの雨、そして、雷ゴロゴロ。

天気予報通りでございます。

急いでも仕方がないので、少なくとも雨が上がるまで待機しましょうということで、ホテル立山のラウンジでまったりコーヒータイム。それでも、予報より少し早めに天候が回復してくれたので、テントをセットアップ。

すると、なんということでしょう!青空が〜!!!

急いで滑りの支度を整えて出発!しかし、あっという間に濃霧に包まれてあえなくテントへ帰還。気温が高いので、春のような濃い霧にはかないませんでした。
立山バックカントリー

それもマザーネイチャー。仕方がないので、キャンプを楽しみます。

こんなとき、テントで良かったと思うことがあります。なぜならば、ホテルと違って、テント泊はやることがたくさんあるからです。テント泊楽しい!

立山バックカントリー
いつも使っているモノポールテント。フロアがないので、下の雪を造形してテーブルやらベンチやらをショベルで作ってみんなのダイニングルームになります。

ぼくの今回のテストは、そんな大事なダイニングルームのそのポールを専用のアルミポールを敢えて使わず(持ってきてもいない)スキーポールを流用してみました。ブラックダイヤモンド社(BD)のストラップでバスケットを外した2本のスキーポールを互い違いにして束ねてみました。うん、全然問題なしですね。BDのストラップは材質に粘りがあってグリップがとても良いので、がっちりと決まります。これで、ポールを持ってくることなく荷物を減らすことができる!

立山バックカントリー

翌未明。

満点の星空、無風、気温は高め。僕らは予定通りに朝日に染まった山を見に行こうとヘッドライトの明かりを頼りにハイクアップ開始。

立山バックカントリー

次第に明るくなり、この時間には僕ら以外に誰もいない。とても美しい時間帯。

しかし、前日の雨が影響して、雪はカチカチ。

スキーアイゼンが無いとかなりシビれる登り。ときどき生まれたての子鹿のようになりながらもなんとか登りきることができました。

立山バックカントリーこの空の色は、この時間にここに入れたから見ることができた色。

立山バックカントリー

稜線の向こうには槍ヶ岳や穂高が見える。

モルゲンロートに焼けた山々。

ご来光は山の影でしたが、この景色が見たくて早起きをしたんです。来て良かった!

立山バックカントリー

お疲れ様!

立山バックカントリー

雪は硬いが、気持ちは熱い!

朝ごはんを目指して、本日1本目の滑走!

立山バックカントリー

テント場に戻った僕らは、太陽が昇るまでのんびりと朝食を摂り、2ラウンド目を開始です。

ハイアルパインは、風が強く飛雪が舞い、薄く積もった新雪が全て飛ばされてしまっている雰囲気。氷がむき出しになった山は太陽の光を反射してテカテカです。

僕らは雪が溜まっていそうな場所を探りながら行動することにしました。

斜面のほとんどはノートラック!

立山バックカントリー

氷の上にうっすらと載った新雪を蹴散らしなんちゃってパウダー(笑)

立山バックカントリー

でも、ビッグマウンテンの雰囲気はそのままです!

立山バックカントリー

11月の立山は、シーズン初滑りでありながら、アルパインエリアに挑むというかなりハードルの高いシチュエーションではありますが、ブルースカイに新雪のホワイトのコントラストがハイシーズンに向けてのモチベーションを高めてくれます。

雪は優しくありませんでしたが、十分に楽しいスキーイングです!

立山バックカントリー

アルペンルート立山最終日。

明日から4月中旬まで、深い深い雪の中に閉ざされる立山。

僕らはテントを撤収してパッキング。来た時よりも荷物の量が増えているのが可笑しいです。

立山バックカントリー

初日の荒天、二日目の好天!

テント泊だったから味わえた自然の厳しさと美しさ。

来シーズンも最終週末はテントに決まりかな。

たった二日間でしたが、とても充実をした時間を過ごすことができました。

ご参加のみなさま、お疲れさまでした。ありがとうございました!!!

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12月からはしばらく滑り込み期間に入ります。

ハイシーズンの最高のコンディションを迎えた時に、自分らしいパフォーマンスができるように滑り込みです!

今シーズンは今のところ雪が遅い雰囲気ですが、そろそろ冬将軍も本領を発揮してくるはず。KnTouNユーザーの皆さん、ぜひ本番に備えて行きましょう!

ハイシーズンにみなんとセッションできることを楽しみにしています!

 

KTN

Kenichi Minegishi