毎月一回開催をしているバックカントリー講習会
今回は上級者向けのテクニカル編です。
アイゼンやピッケルを使ってバックカントリーを行動します。ただしい使い方を覚えましょう!
天神平スキー場から天神尾根を登る予定。
ただし、西からはどんより雲が迫ってきています。観天望気を用いて天候悪化のタイミングを読み取りましょう〜!
フラットライトで凹凸が見にくい状況ですね。谷川岳は岩が黒々して3月下旬な雰囲気。
寂しいわ〜。。。
さて、アイゼンを履いて出発です。
こちらは下ろしたてのアイゼン。パンツの裾を引っ掛けないように気をつけましょうね〜。
気分は山岳スキーヤー
シリ出し岩の下山は慎重に。
ピッケルをハンドルにしながら降りましょう。
続いて急な登りも慎重に。
ここはいつもトラバースラインが付いている場所ですが、先日トラバース中に雪崩れて数名が軽く流されたということで、直登ラインが付いていたのかな?以前にも大きな事故のあった場所。気をつけて行きましょう。
熊穴沢の避難小屋へ到着。
一息ついて引き返します。
直登ラインは登りよりも下の方が緊張しますね。
アイゼンがしっかりと効くのでゆっくりと降りれば大丈夫!
ここからがお楽しみ!
雨が降ってくる前に滑っちゃいます!
と言ってもすでに湿雪。。。
スノーボールに追いかけられながらも柔らかい雪を堪能です。
先日の雨でボロボロになった斜面が凍ってしまい、その上の新雪を滑ってもゴツゴツと当たるので、なかなかテクニカル。でもやっぱり滑りは楽しいね〜(^^)
大きな雪崩が出ています。
元々急斜面なので、いたるところから雪崩が出まくっているので、谷底はデブリ祭り。
なんだか春っぽい雰囲気になっていますが、次回のリセットに期待します〜。
2日目は、雪洞でビバークトレーニング。
自分のスノーシェルターを掘ってみます。
雪が程よく柔らかく掘りやすかったので、あっという間に出来ちゃいました。
みんなが苦戦していて時間があったので、ちょっと暇。
今回はツリーホールを利用して、横穴を掘ってみました。
ビバークごっこで孤高のランチ
ツェルトで穴を塞いでさらに暖かです。
雪洞の中は0度でした。ちなみに外気温はマイナス5度。
足先が冷たくなることはありますが、そこは工夫ができれば改善できます。
一度でも雪洞を作った経験があれば、行動の選択肢が増えてくると思います。
雪洞内の安心感を知ることは、山でトラブルに見舞われた際にも落ち着いた行動がとれるはず。
雪洞に泊まるプランで山へ行くのも楽しいですよ!
より深いバックカントリーを楽しんでみませんか〜?
KTN
峯岸健一
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