MAEHOTAKA LEVEL-2 BACKCOUNTRY TOUR 150130 前武尊バックカントリーツアー

雪崩大量発生!積雪不安定!
前武尊レベル2バックカントリーツアー!
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またしても南岸低気圧です。もう何度目でしょうか。
そろそろ富士山チャンス、通称フジチャンが来そうですね。
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そんな事はさておき、まずはゲレンデで足ならし。
圧雪の上にうっすらのったパウダーは気持ちいいっすね。
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そしてバックカントリーへ。
下地が固くなかなかハードなシール登坂です。
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山頂。ヤマトタケルさんをチラ見して荒砥沢へ。
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↓写真を良く見ると左にはデブリが・・・
標高2000m付近のノール地形をスキーカットで雪崩が発生しました。
破断面の厚さは10cmほどですが、幅20mくらいに渡って破断が伝播し
標高差200mくらい下までデブリがでました。
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やばいでしょ!
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南岸低気圧のため風向きは冬型の真逆。
そのため、荒砥沢の標高の高い風下ノール斜面が発生区になったと思われます。
ただ、きわめて結合性の低い雪だったため、いわゆる冬型の降雪のウインドスラブほど固くもなく
デブリの上を滑っても滑走には支障なく、やわらかい雪を滑る事ができました。
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そして十二沢へと戻る途中にも雪崩を多数発見。
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地形の特徴はすべて同じです。
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そして、オープンバーンのトラバースを避け、登りあげようとした瞬間!出ました!
フラットな斜面に足を置いた、そのすぐ上と下のノールを始め、その先の大きな斜面まで破断は伝播。
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もうすこし積もっていたら自然発生していたのでは?というくらいの不安定性。
まあ、雪崩は出たという事でトラバースしちゃいましょう。
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わかりにくいですがデブリ。
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緩斜面を行動していても、その上に急斜面やちょっとしたノール地形がある場合。
下から雪をひっぱってしまい、雪崩を誘発するというような場合があるようです。
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そして十二沢へ。
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まあこんなコンディションでも遊べるところはありますよ~。
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サラサラはサラサラなんですが、なんか変な雪ですね。
滑っていてもシャーシャー音がします。南岸低気圧。
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その後も十二沢を林道まで滑走。
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なんだかんだで今日も標高差約1000Mを滑走。
明日以降の冬型の降雪にも、さらに注意が必要ですね。
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