雪崩大量発生!積雪不安定!
前武尊レベル2バックカントリーツアー!
またしても南岸低気圧です。もう何度目でしょうか。
そろそろ富士山チャンス、通称フジチャンが来そうですね。
そんな事はさておき、まずはゲレンデで足ならし。
圧雪の上にうっすらのったパウダーは気持ちいいっすね。
そしてバックカントリーへ。
下地が固くなかなかハードなシール登坂です。
↓写真を良く見ると左にはデブリが・・・
標高2000m付近のノール地形をスキーカットで雪崩が発生しました。
破断面の厚さは10cmほどですが、幅20mくらいに渡って破断が伝播し
標高差200mくらい下までデブリがでました。
南岸低気圧のため風向きは冬型の真逆。
そのため、荒砥沢の標高の高い風下ノール斜面が発生区になったと思われます。
ただ、きわめて結合性の低い雪だったため、いわゆる冬型の降雪のウインドスラブほど固くもなく
デブリの上を滑っても滑走には支障なく、やわらかい雪を滑る事ができました。
そして、オープンバーンのトラバースを避け、登りあげようとした瞬間!出ました!
フラットな斜面に足を置いた、そのすぐ上と下のノールを始め、その先の大きな斜面まで破断は伝播。
もうすこし積もっていたら自然発生していたのでは?というくらいの不安定性。
まあ、雪崩は出たという事でトラバースしちゃいましょう。
緩斜面を行動していても、その上に急斜面やちょっとしたノール地形がある場合。
下から雪をひっぱってしまい、雪崩を誘発するというような場合があるようです。
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